内容説明
21年間自ら薬物依存に苦しんだ元ヤクザの組長、1700人以上の子を預かり、共に生きて再生への道を歩む。その壮絶な生き様と命のメッセージ。
目次
第1章 子どもたちへ(今日は恥をかきにきた;はじまりは一本のタバコだった ほか)
第2章 こうして不良になっていった(村一番の貧乏人;親父と男同士の話 ほか)
第3章 再生への道(近藤との再会;茨城ダルクの責任者に ほか)
第4章 忘れられない仲間たち(その後のタメ;懲りないやつら、セイジとクマ ほか)
著者等紹介
岩井喜代仁[イワイキヨヒロ]
1947年京都府宮津生まれ。薬物依存者のための民間の社会復帰施設・茨城ダルク「今日一日ハウス」代表。いじめられっ子から転身して中学時代に番長となり、愚連隊を結成。23歳で100以上の子分をかかえるヤクザの組長となるが、覚醒剤で心身ぼろぼろになり、33歳の時にヤクザをクビになる。その後、日本で有数の覚醒剤の売人となり生計を立てるが、逮捕と自殺未遂を経て人生底つきとなる。45歳でダルクにつながり、救う側へと生まれ変わる。以来、シンナーや覚醒剤などの薬物依存に苦しむ子どもたちを1700人以上預かり、共に生きて回復を目指してきた。相談にのった家族は4500人以上。これまで小学校から高校まで2000校以上の学校講演を行い、身近にある薬物の危険を訴えてきた
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感想・レビュー
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貧家ピー
1
薬物依存者の駆け込み寺、茨城ダルク「今日一日ハウス」代表が著者。治療はしない、が回復はする。一日薬を絶つことができた、明日もという想いを込めた「今日一日ハウス」という名前が良い。2008/03/11
かずぴー
0
元シンナーヤクザのおやじ。現薬物中毒者更正施設の代表。まず結末を教える。その結末が嫌ならその道は選ばない。シンナーを使う人の末路が3通り。1刑務所2更正施設3墓場・・・壮絶な死に方も身近で経験されていて、四方八方に散らばった死体を泣きながら集めたりしたそうです。目を見開いて読んでました。真似しようと思いませんが、ある意味で真似できない人生ですから、全国から講演依頼が殺到するのは当然です。動画を全国の不良たちに見せれば良いんだ。不良居なくなる。2015/05/11
あずさ
0
薬物依存者が書いているので説得力がある。教科書よりも薬物の怖さが伝わる本。2013/10/22
さっちゃん
0
著書の講演会に言ったことがあるがとにかく迫力があった。 本の内容も凄まじい。麻薬には絶対手を出したくないと思える内容。