内容説明
豊胸手術でDカップに変身。渋谷区に遷都したり、TV番組のレギュラーが決まったりと「巨乳元年」を謳歌する女王様。そんな中、なんと癌疑惑が勃発して…。『週刊文春』大好評連載の単行本化。
目次
巨乳で迎える正月(巨乳で迎える正月;神は味方なのか敵なのか ほか)
遺伝子、恐るべし…(望むところじゃーっ!;子宮を取る? ほか)
医者の「大丈夫」に腹立つ!(“夫婦”の定義はそれぞれ;「言葉」と「概念」の扱いに注意せよ ほか)
私、癌なんですか?(私、癌なんですか?;騒いだって仕方ない ほか)
著者等紹介
中村うさぎ[ナカムラウサギ]
1958年福岡県生まれ。同志社大学英文科卒。コピーライター、雑誌専属ライターなどを経て、作家デビュー。ジュニア向けファンタジー小説の分野で活躍する傍ら、自らの壮絶な浪費生活を綴るエッセイストとしても注目される
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感想・レビュー
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pom
5
再読と気づかないまま読了(笑)今回は、自分にしか興味がない著者が探しもとめた本当の自分はゴミだった、という一文が印象に残った。一昔前に自分探しとか本当の自分っていうような言葉をよく聞いたね〜と感慨深い。自己愛強い著者が探した自分がゴミって2016/12/22
gtn
4
軽鬱期に氏が描いた死への向き合い方に感じ入った。真面目な人である。「言語化」により「意識化」「行動化」されるとの氏の視点にも同感。2017/11/17
suparo
4
この人のエッセイはハンパないところが好きです。続けて読むとちょっと濃いのでたまに読むのがいいかな?2014/06/07
momo
3
うさぎさんは自分をとことん追求してそれを言葉で表現するために、破壊的な行動をとってしまうのか。男のヒトではできないかも。2015/03/08
serene
3
著者にとって「女性であること」はどういう意味を持つのでしょうか。軽妙な語り口なのですが深い苦悩が滲み出ていて、つい応援したくなるんです。2009/04/09