出版社内容情報
世間をシニカルに斬る独特の文体が大人気の著者による、六本木ヒルズ、セレブヨガなどおしゃれスポットへの大闖入レポート!
内容説明
「週刊文春」連載の好評ルポ・エッセイ、待望の単行本化!デジカメとメモ帳を手に、そこのけそこのけ、なめ子が通る。
目次
1 ヌーブラ、ボリショイサーカス、綿矢りさ(「条例通ったの?」天上界の会話が聞こえる空間;地元民は行かなそうな世俗的な観光スポット;「ママー、骨が見たいよ」 ほか)
2 ヨン様、セレブYOGA、ウィーン少年合唱団(「因縁とか大丈夫なんですか?」;「交尾するために来たんだよね」;米国のブロンド神話の根強さを実感 ほか)
3 上智ミスコン、江原啓之、眉サロン(しばらく心地よい闇に浸っていたい気持ちが;「犬を見にきたんじゃねえんだよ!」;LEDの電球の偽ホタルに出鼻を挫かれる ほか)
著者等紹介
辛酸なめ子[シンサンナメコ]
1974年生まれ。漫画家、エッセイスト
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てふてふこ
13
2004年~2005年、週刊文春連載のルポ。人体の不思議展やヨン様人気、OAZOオープンなど、あったなぁと懐かしい気持ちになる。芥川賞贈呈式からほたリウムと、幅広くイベントに参加してるのが面白い。なめ子さんの描く動物のイラストが妙に可愛いくて好きです。2014/02/25
ベランダ
10
中毒みたいになめ子さん読んでる💦やる気出ない時に読むのに最高。テンション低いのに爆笑できるのありがたい。ヨコモレって生理用語?から始まり、文中でも頻繁に下ネタがあるけどなぜかエロとか下品さを感じないのは、なめ子さんの前世が宇宙人で、目線が地球を超えてるからかも。潜伏期間が長い宇宙人が日本人女性歴長くなったけど、やっぱ地球のお作法は借り物なのでぎこちないし、地球風俗の滑稽さも宇宙目線でレポートに書いてますみたいな感じで新鮮。私の悩みとかもレポートされたい。2019/08/28
りんご。
9
図書館本。 辛酸さん二作目。 ミスidの審査員として、参加していらっしゃるからか名前は憶えてた。 文春ってなんとなく怖い偏見があったけど、興味深いね。2021/04/19
ズー
9
なんと2004年の週刊文春に載せていたコラムをまとめたもの。2004年!!!!なめこさんがこっそり潜入取材したもの。あーあったねそんなの とか まだあるのかな?とか、いろんなことを考えさせらる。なめこさんにしては、毒は比較的控えめ。2020/04/16
夜兎
8
聞いたことあるタイトル~、読みたいと思っていた本かも~…と思い、借りてきました。これ全部アポなし潜入取材で書いたとは…。頭が下がります。この頃はホッシーがいたのね、ゆるキャラもみうらじゅんの時代だったのね…。果たして今も生き残れている商業施設や催し物、産業はどれだけあることかしら。2015/08/18