内容説明
切っ先鋭く、ブッシュの戦争、小泉の「改革」を斬る一方で病に倒れた女性作家の著作について熱く語る。思想家としての円空に挑みつつ、知られざる京都の奥深さを明かして、戦乱のさなかに花開いた室町文化の再考を提唱し、混乱の度を深める現代にこそ必要とされる仏教の力を語り尽くす。時代と人の心に確かな道筋を指し示す、74篇。
目次
京都小見
格好のよい二人の首相
和気氏と仏教
花札の韓国的変容
父系社会と双系社会
旧石器ねつ造事件に思う
「ムツゴロウ」の語ること
W杯にみる日韓両国の違い
ムネオという祟り神
ギリシャ悲劇とマスコミ〔ほか〕