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金正日 隠された戦争―金日成の死と大量餓死の謎を解く

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163664804
  • NDC分類 302.21
  • Cコード C0095

出版社内容情報

94年、金日成と金正日は深刻な路線対立にあった。金日成の謎の突然死の意味と、その後続く「飢餓殲滅」政策を明るみに出す問題作。

内容説明

金正日は幹部たちにチャウシェスク処刑のビデオを見せたあと人民の管理と統制にいっそうの力をいれることを命令した。「よく見ろ、チャウシェスクもああなった」チャウシェスク処刑の日に労働新聞に再録された35年前の金日成演説の意味とは?その一カ月後に同じ労働新聞で批判される「咸鏡北道」を5年後に見舞った悲劇とは?北朝鮮、衝撃の現代史。

目次

第1章 全てはチャスシェスク処刑から始まった
第2章 核危機を演出する
第3章 金日成と金正日の路線対立
第4章 選別的食糧配給
第5章 “敵対階層”を餓死殲滅する
第6章 食糧は足りていた
終章 今、何をなすべきか

著者等紹介

萩原遼[ハギワラリョウ]
1937年高知県生まれ。67年大坂外国語大学朝鮮語科卒。69年~88年、「赤旗」記者。72年~73年、平壌特派員。89年からフリーランスになる。89年12月~92年8月、ワシントンに滞在。60年代の帰国運動で北に帰った人々の悲劇を描いた『北朝鮮に消えた友と私の物語』(98年)で第30回大宅壮一ノンフィクション賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

YUTAKA T

3
元日本共産党員平壌(ピョンヤン)特派員だった荻原遼の渾身の力作。2000年代以降の北朝鮮情勢分析には必須の一冊だろう。この認識があってこそ、北朝鮮がなぜこのような軍備増強、軍備拡大に走ってきたのか、なぜ国民は餓死しても、核兵器開発をやめなかったのか、その根底の部分が分かる。北朝鮮ウォッチャーといわれる人々の間でもこれを読んでいないと、とんちかんな発言が多く出てくる。まさに北朝鮮分析のバイブルといえるだろう。2005/07/15

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