出版社内容情報
孤高の総理を支える姉信子にみる一族の結束。異形の秘書官・飯島勲、政権生みの親・田中真紀子の三人を追って、政権の本質に迫る。
内容説明
姉・小泉信子、秘書官・飯島勲、そして元外相・田中真紀子。孤独な総理につきまとう三人の異形が生んだ小泉政治のブラック・ボックス。
目次
第1章 「異形の秘書官」飯島勲の高笑い―「総理の懐力」がついに明かす封印された過去(「佐藤栄作以上のすごい政権」;田中真紀子を一喝 ほか)
第2章 田中真紀子は復讐する―何に脅えるのか。浮かび上がった“本当の敵”(「小泉首相はまことにお気の毒」;削られた角栄の墓 ほか)
第3章 小泉信子 すべては弟・純一郎のために―凄まじいまでの血の結束。政権「奥の院」に迫る(わが国初の女性大臣秘書官;毀誉褒貶なかばする評価 ほか)
第4章 誰が「小泉純一郎」を殺したか―参院選を乗り切った異形の政権を待ち受ける「躓きの石」(異常人気の淵源;異形の結束が小泉政権を生んだ ほか)
著者等紹介
佐野真一[サノシンイチ]
昭和22(1947)年、東京に生まれる。早稲田大学文学部卒業後、出版社勤務を経てノンフィクション作家に。平成9年『旅する巨人―宮本常一と渋沢敬三』で第28回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞
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感想・レビュー
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James Hayashi
30
小泉元総理の身近な3人に焦点を当て、小泉純一郎という人間をあぶり出すのかと思ったが、そうは取れなかった。秘書官の飯島勲、田中真紀子元外相、純一郎の姉の小泉信子。印象深いのは飯島勲氏が人事に関し、アドバイスを求められたら常に3、4人はノミネートできる状態であり、”身体検査は終わっている“と宣っている。参謀とはそれぐらい配慮というものができて当たり前なのか。小泉家は3代続けて大臣を輩出しており、進次郎はまさに政治界のサラブレッド。そういった意味では純一郎の姉である信子も政治に通じていて当然である。続く→2019/02/19
i-miya
4
★佐野眞一『小泉純一郎ー血脈の系譜』2004.11.30 飯島 100kgゆうに超える 煙草は ゴールデンバット 恩賜の煙草に詳しい 障害者 国会議事堂ミニチュア 陽のあたらぬ絶望家庭に育つ 2004.12.01 P16 青木幹男 総裁選 歯科医師会 トラック協会 都道府県職域団体押さえている 文春 社長 5年叙勲不可 P24 メディア利用 知らぬうちに外堀からうずめ 気づいたら後戻りできぬ流れ 2004/12/26
c3po2006
2
★★★2017/06/06
Y.T
1
☆☆☆☆2020/12/30
ホリエンテス
1
小泉純一郎というよりは田中眞紀子や秘書飯島勲について書かれた部分の方が面白い。田中眞紀子って政治家としての能力は本当に無いんだな。あのときの勢いのまま変に偉くならなくて良かった。小泉純一郎も引退後は特に影響力を示すわけでもなく、そこは評価したい。でも著者の決めつけた感じの書き方が気に障る。2014/04/08
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