たったひとつのたからもの―息子・秋雪との六年

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  • サイズ B6判/ページ数 172p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163654508
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

あの大反響CMがフォトエッセイに!

「明治生命」の強く印象に残ったテレビCM~小田和正さんの20年前の曲「言葉にできない」をBGMにした、ナレーションはなく、写真とキャプションが映し出されるのみの60秒CMをご覧になった方は多いと思います。埼玉県の加藤さんというご夫婦の、6歳で逝ってしまったダウン症の息子さん「秋雪」(あきゆき)君との思い出が写真と共に綴られています。

内容説明

一〇五枚の写真と母・浩美さんの文章で綴る加藤秋雪くんの六年間。

目次

プロローグ たったひとつのたからもの
第1章 春のころ
第2章 夏のころ
第3章 秋のころ
第4章 冬のころ
エピローグ 人の幸せは、命の長さではないのです

著者等紹介

加藤浩美[カトウヒロミ]
1964年埼玉県生まれ。高校入学後、初めて手にしたカメラ(一眼レフ)で写真撮影に魅せられる。82年、就職。91年に社内結婚し、翌92年、長男秋雪誕生。99年、秋雪死去。2000年3月、明治生命フォトコンテストに応募し、入賞。01年8月より明治生命の企業CM「たったひとつのたからもの」(90秒篇)放映開始。ACC賞など数々の賞を受賞。03年4~9月「たったひとつのたからもの」(60秒篇2篇)放映。全国で話題となる。現在、ボランティアでいずみの学園の日常を記録に残している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

katsubek

38
生命保険のCMで衝撃を受けた人も少くなかろう。そう、その子の物語。ダウン症候群を巡る環境は当時(1990年代)とは随分変わってはいる。合併症への対処法も進んではいるようだ。されど、新型出生診断の結果が21トリソミーであった場合の中絶率が90%以上という現状は、私たちにつきつけられている。何が正解かなどということは、軽々に言えはしない。が、私たちは考えねばならない。日本ダウン症協会のHPにある「オランダへようこそ」という文も、是非、ご一読を。できればドラマ「コウノドリ」の第2シーズン10話と11話も。2020/09/14

扉のこちら側

25
初読。生命保険のCM写真を観たときから気になっていた小さな彼。その後、彼と家族の本が出されたと知り、いつか読みたいリスト登録し待っていた。横になるお父さんのお腹の向こうから顔を出す彼。クリスマスツリーの足元でトトロのぬいぐるみにかこまれ祝福されたように眠る彼。「幸せに気づかされる瞬間は毎日の生活の中にあふれていた」2013/02/21

24
以前、テレビドラマをみた記憶がある。そのときは自分にはまだ子供もいなかったから、どこか他人事であった。親になって改めてこの本を読むと、写真を見るだけで涙が出てくる。秋雪くんの笑顔に、ご両親の愛の深さを感じる。手術をするか否かの選択、とても辛かっただろうと思う。「人の幸せは、命の長さじゃない」本当にそうだ。秋雪くんは幸せだった。短い命でもご両親に愛されるために、生まれてきたのだと思う。2014/03/22

かおりんご

24
泣きました・・・親が子供を思う気持ちってすごい。「人の幸せは、命の長さじゃない。」いい言葉だと思います。私もこんな絆で結ばれた家族を築きあげたいです。2014/01/13

しえる

16
友人からのプレゼントにもらった本。秋雪くんがおかあさんやお父さんを見る目、お父さんお母さんが秋雪くんを見る目。病気があっても障害があっても親が子を愛おしいと思う心は変わらない。ひとつでも多くの笑顔が見たいと思うのは親ならみんな一緒だと思いたい。家族の絆の深さを教えてくれた本。2013/06/18

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