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日本“汽水”紀行―「森は海の恋人」の世界を尋ねて

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  • サイズ B6判/ページ数 302p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163652801
  • NDC分類 660.4
  • Cコード C0095

内容説明

漁民が見つけた恵み豊かなふるさと。

目次

第1章 汽水の匂う洲(牡蠣と人間;北上川が育む川の幸、海の幸 ほか)
第2章 ムツゴロウ涙する有明海(四万十川が鯨を呼んでいる;汽水に包まれた世界遺産、屋久島 ほか)
第3章 脱ダム宣言とウナギの夢(「貝の女王」を育む安房と陸中の海;汽水文化の極み「江戸前」を護れ)
第4章 私は蜆と棲みたい(寒鰤跳ねる富山湾;北越雪譜に魅せられて鮭のくにへ)
第5章 ヴァイキングの国からの客人(揚子江の恵みをさぐる;梓に誘われ千里行 ほか)

著者等紹介

畠山重篤[ハタケヤマシゲアツ]
牡蠣の森を慕う会代表。昭和18年、中国生まれ。高校卒業後、牡蠣、帆立の養殖に従事。家業のかたわら「森は海の恋人」をキャッチフレーズに、気仙沼湾に注ぐ大川上流の室根山へ植樹運動を始める。また子供たちを養殖場へ招き、環境教育のための体験学習を行なっている。森は海の恋人運動において、朝日森林文化賞(平成6年)、「みどりの日」自然環境功労者国務大臣環境庁長官表彰(平成11年)、緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰(平成15年)を受ける
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あけの

1
フルボ酸鉄♪2021/06/28

がっちゃん

0
資料本。著者の熱量で進められる文章。牡蠣のこと。鮑のこと。歌の事。2016/05/12

メデスキ

0
奇跡の因子「フルボ酸」について嫌でも知識として根付いてしまう本。雑学も多く面白い―――と推したいところだが、中盤からは息切れの、ただの紀行本に。著者の情熱みたいなものは伝わる。

海老庵

0
2003年の本。ここに描かれた豊かな三陸の海が震災でどれだけの被害を受けたのかと思うと胸が痛くなる。川の源流部から海に流れ込んだ沿岸部の汽水域まで含めた「水系」としての保全についての論には深く納得。政策提言型の市民運動として効果を上げているのも理解できる。漁民としての現場経験とアカデミックな学びの交流と文人としての才を併せ持つ稀有な人物。2015/03/16

かずへー

0
畠山重篤氏の熱い牡蠣と汽水域への想いが詰まった本。特には東北の水産業についての話云々が勉強になった。ただ一点。フルボ酸鉄が汽水域へ多大な影響があると何度も書かれているのが怪しく感じてしまった。もちろん森は汽水域の栄養環境において重要である。しかし畠山氏は科学者では無く漁業者だ。フルボ酸鉄理論は北大教授の受け売りである。この本だけで判断することは難しい。よってこの理論に関しては鵜呑みにするのではなくもう少し情報を集めて判断したいと感じた。2012/06/01

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