環境危機をあおってはいけない―地球環境のホントの実態

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  • サイズ A5判/ページ数 671p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784163650807
  • NDC分類 519
  • Cコード C0098

内容説明

地球はほんとうに温暖化しているのか。エネルギー資源はほんとうに枯渇するのか。「地球が危ない」という定説に根拠はあるのか。絶望の未来図はまちがいだらけ。

目次

第1部 環境危機の「よく聞くお話」は本当か?
第2部 人類の福祉はどんな状態か?
第3部 人類の繁栄は維持できるのか?
第4部 公害は人間の繁栄をダメにするか?
第5部 明日の問題
第6部 世界の本当の状態

著者等紹介

ロンボルグ,ビョルン[ロンボルグ,ビョルン][Lomborg,Bjorn]
1965年生まれ。コペンハーゲン大学大学院政治科学学部博士課程修了。現在デンマークのアーハウス大学政治科学部統計学担当準教授

山形浩生[ヤマガタヒロオ]
1964年東京生まれ。東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻、マサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。大手シンクタンクで地域開発やODA関連調査のかたわら、翻訳、執筆活動をおこなう
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

58
(おススメする議論)・統計と言っても2~3年分だけではなく、数十年・数百年のスパンをもって根拠とする・費用便益の分析を行い、社会全体でプラスになっているどうかを検証する・環境問題だけでなく、政治・教育・貧困などの他分野も視野に入れて費用分析を行う。(ダメな議論の特徴)・「地球環境は悪くなっていっている」という根拠のない確信・その確信以外の確信はすべて「悪」という考え方2013/04/12

ステビア

26
すさまじい労作。『21世紀の啓蒙』や『ファクトフルネス』などの啓蒙ものの先駆けといえるだろう。2022/07/15

mazda

20
さすがに全部は読めなかったけど、冒頭にあった「世の中、よくなってきている」にかけたいと思う。石油資源が枯渇、なんて話は昔からあるけど、需要が増えれば掘削技術が向上するから、一方的に減ることはないだろうし、温室効果ガスも本当に温暖化に影響しているのかどうかなんて、誰にもわからない。そういえば、25%削減なんて無責任な発言した総理が昔いましたね。おつむの弱さも、ここまでくると犯罪級ですが…。2013/04/26

テツ

16
環境問題についてやたらと煽り散らし(SDGsとか)人類には時間が残されていない的な物言いをやたらと耳にするけれど、本当なのだろうかという批判的な立場から各種データを示し読み込んでいく。勿論ぼくたちが生きているこの星の環境は少しでも良くした方がいいに決まっているのだけれど、問題がどのくらい危機的で、どのような理由でそうなったのか、その問題を解決する現実的且つ効果的な方法はどれなのかということを、熱さに流されず冷静に考えなければならない。環境問題に限らず全てに対して言えることだな。データと冷えた思考の大切さ。2022/07/22

kenitirokikuti

4
図書館にて。本作、文庫版ないね…と思ったら、翻訳の山形浩生のサポートページで翻訳本文全てをpdfファイルを公開してるじゃん!▲原著は2001年刊行。京都議定書が1997年か。“Cool It!”(2007)も山形が翻訳しているが、刊行は文藝春秋社からソフトバンククリエイティブに変わった▲本書ではレスター・ブラウンがやり玉に上がっている。ゴアは大統領選に負けた頃だ。2023/08/16

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