有名であれ無名であれ

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  • サイズ B6判/ページ数 517p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163648606
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

瑞々しい感性、磨きぬかれた手法!同時代人を描く見事な肖像18篇。

目次

神童、天才、凡人
廃墟の錬夢術師
華麗なる独歩行
過ぎ去った日々でなく
錨のない船
望郷、純情、奮闘
十二人目の助六
人魚は死んだ
疾駆する野牛
面白がる精神
沈黙と焔の祭司
寵児
その木戸を
オケラのカーニバル
鏡の調書

帰郷
秋のテープ

著者等紹介

沢木耕太郎[サワキコウタロウ]
1947(昭和22)年に東京で生まれる。70年に横浜国立大学経済学部を卒業。入社した会社を一日で退社したあと、若い自衛官たちの実像を鮮やかに描いた処女作「防人のブルース」でいきなりフリーランスのライターとしてデビューし、注目をあびる。以後、ジャンルとして確立していなかったノンフィクションの世界で、テーマやスタイルにおいて絶えず先駆的な実験と冒険を試みつつノンフィクションの新たな可能性を拡げる数々の傑作を世に送りだし、多くの読者を魅了しつづけている。79年に『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞、82年に『一瞬の夏』で新田次郎文学賞、85年に『バーボン・ストリート』で講談社エッセイ賞、93年に『深夜特急第三便』でJTB紀行文学大賞などを受賞した
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

団塊シニア

44
森進一、瀬古利彦、小椋圭、30年前のルポであるが沢木さんと同年代の3人のドキュメンタリーに共感できるものがありました。2014/12/07

mizzan72

7
2002年刊行。過去のルポルタージュをまとめた一冊。有名無名を問わず、人物そのものにスポットを当てている。はじめの方は「若き実力者たち」という連載からのもののようで、中原誠や小澤征爾を取り上げており、それなりに面白く読めるが、やはり際立っているのは、『深夜特急』以降に書かれた中盤以降。長期旅行を通じて、沢木さん自身に、いい意味での図太さが備わったためか、対象とする人物に対し沢木耕太郎という「個人」をぶつけていき、その場の感情の揺れやハプニングまで含め、丹念に映像化したような凄みがある。2017/04/13

ポン

6
買った当初は、巻末書下ろし連載のみを読んで、今、本文を読み返してます。『若き実力者たち』など、昔、文庫本でも読んでいるのですが、記憶も無くなって、今だから感じることもあり、新鮮です。25歳の沢木氏の人に対する接し方、とても勉強になります。2019/09/16

都人

3
18人とのインタビューを纏めたもの。私でも知っている人15人。中原誠、小澤征爾、小椋佳が抜群に面白かったが、3人の知らない人も話も面白かった。「深夜特急」より遙かに面白かった。2021/01/16

明星ことこ

2
巻末にあるように正に人物紀行、有名であれ無名であれそれぞれの人物の人と成りも生き方もとても興味深く魅力的に記されている。とりわけわたしは小椋佳さんに引き込まれ、今はどっぷり浸っている。今年で音楽活動から引退されるようで、コンサートに行こう、間に合って良かった。2022/01/09

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