出版社内容情報
一九四八年四月、朝鮮の南端、済州島は武装蜂起し、八万人が虐殺された。この惨劇を背景に若き革命家たちの焦慮と爆発を大壁画に描く長篇四五〇〇枚、ついに完成
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
peco
1
国とは愛国心とは。活動家に性急な独善性も感じるが時限的と思わされていた38度線での分断が今や不可逆的に。非抑圧者は抑圧に抗うため恨みをもち続け子ばならないのか。革命への起爆剤になるための宇宙的規模の恨み。答に窮する問だ。今も続発する戦争やテロにつながる問。やわな正論を拒絶す問。 大長編なのに僅か2,3ヶ月の時間しか流れず四・三事件の前夜で終わる。物語としては中断された感。ここで筆を置いた著書の意図は?何も解決できないまま数十年の時を流した我々への宿題?一人ひとりの“自分なりの”四・三事件とその後を考えよと2026/03/10




