出版社内容情報
自ら一汁一菜を用い木綿を着用。政治とは民の膏血をしぼり為政者が贅を購うことではない。鷹山と藩政改革をえがく傑作長編小説!
内容説明
遺書としての長篇小説。貧窮のどん底にあえぐ米沢藩。鷹山と執政の人々は藩政たてなおしに心血をそそぐ。これは無私に殉じた人々の、類なくうつくしい物語である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばなな
3
米沢藩。とんでもない借金。今の日本と同じ?どのような改革で返す!各藩取り組み=現在地方での取り組み一任。まあ、借金は国に関係なしですから。下巻へ。2012/12/29
半べえ (やればできる子)
0
★★2009/09/01
野暮天
0
「J・F・ケネディが最も尊敬する日本の政治家」と言う言葉が印象に残っていて今回再読となった。最初に読んだときは読みづらくて、ほとんど内容も覚えていないくらいだったが、自分も歳を重ねたからだろうか、味わい深く読了した。上巻は七家騒動までであるが、これからの鷹山の財政改革を楽しみにしている。2013/12/26
akubineko
0
初藤沢周平。上杉鷹山の改革前の、七家騒動。財政改革をするのに、為政者から倹約をするのは、当たり前のように思うが、今の政治家達にそれができているだろうか?身分制度者階でも、徴税が苛斂誅求を究めれば、下級武士や、農民は蜂起したり、逃散したりしている。民主主義社会なんだから、国民の望国が作れるはずなのに、この国はどうなっているんだろう?なんて、読みながら考えた。2010/07/23
-
- 和書
- 分子進化 基礎生物学選書