出版社内容情報
幕末、長州藩は倒幕へ暴走した。その原点に立つ吉田松陰と、師の思想を行動化した高杉晋作を中心に変革期の人物郡を描く長篇小説
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねこめ
3
晋作の火だるまのような人となりとそれを放っておかない劇的な人生。目の上のたんこぶになりそうな彼がそうはならなかったのは長州という土地柄だろうか時代だろうか。きっとどちらも。いきたい。って思わされる。ほんとすごい人。2014/08/05
リュウキ
2
★★★★☆2016/12/02
勝みやこ@佐幕派。
2
高杉晋作はやっぱり天才で、志半ばで亡くなった人。手段と思想を上手く使っていたのは史実で表向きは「攘夷」を唱えながらも、中では「討幕」を考えていた。後、伊藤さんと井上さん出て来たっ。今回は一杯でした。松陰先生や周布先生に対する想いとかは後年の語りも入って居て臨場感あるなぁ、本当だったら素敵だなと想いながら一気に読みました♪2013/08/22
なる
2
晋作にとっては、攘夷は思想ではなく手段。敗戦すらも戦略のうち!本当に高杉晋作って人は天才だったんだろうな。そんでもって生涯が劇的。この本を読むまで、攘夷々々のとにかく過激な人で、西洋の文化も外国人も嫌いだと思ってた……「わしは一生、困ったと思ったことがなく、口に出したこともない」って言葉、やっぱり歴史に名を残す人は違うなと思った。私もなんでも「困った」って思うの、少しでも減らしていこう2012/01/14
Bookcover
1
流転する日本の渦中にありながらの、晋作のブレのなさが爽快2017/08/09