坂の上の雲 〈6〉 (改訂[版])

坂の上の雲 〈6〉 (改訂[版])

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  • サイズ B6判/ページ数 363p
  • 商品コード 9784163601809
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

日露戦争を、政略・戦略・戦術ぐるみの一切合財の規模において、日本を勝利に締めくくらしめたのは、日本海海戦における日本側の完全以上の勝利によるものであった。この一戦で、両国の複雑な…

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しーふぉ

19
日本海海戦時、既に陸軍は辛うじて勝利を重ねていた。しかし、バルチック艦隊に敗れ補給路を断たれると陸軍も枯れてしまう。そんな意義の戦いであった。勝つべくして勝ったというより、ロシアは敗れるべくして負けた。2018/09/25

Mayu

13
最終巻は先が気になり、一気に読めました!日本海海戦は手に汗握る感じ…。東郷元帥の活躍は有名ですが、その影に無数の無名の庶民の命を賭した尽力があり、日本人は市民意識が低く、被政者意識が強いという批判は少なくともこの時代の人には当てはまらなかったのかなと。実際に戦闘に参加した人々が、勝利は天運に助けられてのこと、と謙虚に分析したのを、後の時代の人が神がかり的誇大妄想にしてしまったのはとても残念ですが、そうした反省も含めて歴史から学ぶことは多いなと。物語としてもとても面白かったです。次は翔ぶが如く、いこうかな!2021/03/14

KK

3
秋山兄弟ではなく、乃木希典や児玉源太郎に焦点があたる巻。元来、人は自分以外の人間を「その人の肩書の目線にたって」見てしまう。しかし、権力や権勢を誇るだけではなく、時に孤独であり、周囲から遠ざけられ、結果として誤った方向性を修正できずにいることがある。 戦争は組織として行われているようで、つまるところ個人の行き過ぎた思想や、抗うことができない時流に飲み込まれた状態をいうのではないか。そこに立ち向かうことができる人間は、歴史に名を残すか、自己満足に終わってしまうのだろうか。 これは、現代社会でも同じ話。2018/03/21

さざなみ

2
後書きによると40代の10年間をこの小説を書くのに費やしたとのこと。私は82歳の誕生日から1ケ月をかけて主に深夜に読書しました。毎晩睡眠不足を覚悟で日露戦争に向かう覚悟で明治の偉人たちの生き様に拍手を送りながら・・・・ 我が町の神社にも乃木将軍の石碑があり、小学校で訓示されたお言葉も紹介されています。 「坂の上の雲」という題名はどこから付いたのかな?2024/02/21

りゅう

2
日本海海戦の結果を受けてアメリカの仲介によってポーツマス条約締結。遂に完結2022/07/28

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