坂の上の雲 〈3〉 (改訂[版])

坂の上の雲 〈3〉 (改訂[版])

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  • サイズ B6判/ページ数 318p
  • 商品コード 9784163601502
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

明治には非能力主義的な藩閥というものはあったが、しかし藩閥は能力主義的判定のもとにうまく人を使った。明治日本というこの小国家は、能力主義でなければ衰滅するという危機感でささえられて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

旅するランナー

206
いよいよ日露戦争勃発。秋山兄弟が戦略にのめり込み、思いっきり振り切って見せる奇行が興味深い。特に兄好古がロシア陸軍の演習参観後あちこち無理矢理見て回ったり、砲弾が飛び交う中のんびりブランデーを飲んでいたり、とにかく豪放磊落。その他にも、広瀬武夫少佐、マカロフ中将など、武士道騎士道的作法を持った軍人たちを生き生きと描き出す。そして凄惨な戦場。紙一重な戦いである。2020/08/25

りゅう

2
明治という時代は武士道精神を受け継ぐ最後のサムライが日本には残っていた。そして、国民もそれまでの藩としての意識から日本国民としての意識に変わる描写が面白い2022/07/28

かずくん

2
日露戦争が始まった。2020/05/22

69samadesu

2
司馬さんの小説を読むのは、実は初めてだが、長編小説やシリーズ物が苦手な私でも意外と3巻まで読めるくらい引き込まれた。今までたくさんの小説を読んできたが、この小説が一番リアリティがあると思う。まるで明治の偉人たちが、自分の頭の中を駆けずり回ってるような印象を持った。このまま4巻も読んでいきたい。2018/04/07

大地

2
子規逝く。 日露戦争開戦、登場人物が一気に増える。 小戦だが、日本が無傷で露船に大打撃を与えたロープ1本傷無しの報告をし報告待ちが涙したシーンは、鳥肌がたった。 広瀬の露時代の友人や恋人、いざ砲火になった際でも想いは変わらないと綴った手紙にも、鳥肌。 好古の強靭な精神力と大胆な行動。 準備不足、警戒不足、読み違いなど様々な事が重なって戦いが進む。 有能な者の意見を取り入れない日本トップの風習。 マカロフじいさんの現場主義、機能主義。かっこいい。 しかし、冷静さは常に必要、戦状を大きく変える。 現代にも通る2017/11/19

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