はじめての文学
はじめての文学 村上龍

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  • サイズ B6判/ページ数 258p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163598208
  • NDC分類 K913
  • Cコード C0393

出版社内容情報

「はじめて自分の小説を読む読者には、この作品を読んでもらいたい」── 著者自身による新鮮なセレクション。いままでになかったはじめての試み。各巻末に「私はなぜ、この作品を読んでもらいたいか」を著者自身が書き下ろしたメッセージを掲載。

ハワイアン・ラプソディ
フィジーのヴァニラ
ムース・ショコラ
おまえ、いいな巨人戦の観れるんだろ?
ワイルド・エンジェル
空港にて
浦島太郎
鶴の恩返し
希望の国のエクソダス

★『はじめての文学・全12巻』 ~シリーズ・コンセプト~
若い読者たちにも小説の面白さ、楽しさを伝えたい── 現代を代表する人気作家12人が、「まずはこれから読んでほしい」と、心をこめて自ら厳選したスペシャルな短篇アンソロジー=「はじめての文学」。ふりがなを多くした読みやすいページと軽快な装丁が、あなたを当代一流の文学世界へいざない、現代文学を親しみやすく、身近なものにする。
■村上春樹(2006年12月刊行)
■村上龍(2006年12月刊行)
■よしもとばなな(2007年1月刊行)
■宮本輝(2007年2月刊行)
■宮部みゆき(2007年3月刊行)
■浅田次郎(2007年4月刊行)
■川上弘美(2007年5月刊行)
■小川洋子(2007年6月刊行)
■重松清(2007年7月刊行)
■桐野夏生(2007年8月刊行)
■山田詠美(2007年9月刊行)
■林真理子(2007年10月刊行)

内容説明

龍から生きる勇気をもらう。小説はこんなにおもしろい。文学の入り口に立つ若い読者へ向けた自選アンソロジー。

著者等紹介

村上龍[ムラカミリュウ]
1952年、長野県佐世保市生まれ。武蔵野美術大学中退。大学在学中の76年に『限りなく透明に近いブルー』で群像新人賞、芥川賞を受賞。81年に『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、98年に『インザ・ミソスープ』で読売文学賞、2000年に『共生虫』で谷崎潤一郎賞、05年に『半島を出よ』で野間文芸賞と毎日出版文化賞を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nanasi

36
読了。夏休みに読みました。 2014/09/01

jima

24
短編9作品。「浦島太郎」「鶴の恩返し」もなかなか面白いが、「希望の国のエクソダス」がすごい。長編の最初の3章だけが収録されているとのことで、これは全編読んでみたい。2015/12/28

抹茶モナカ

20
村上龍の作品から中高生向けに編まれたアンソロジー。村上龍の描写の生々しさを久し振りに堪能した。ダブル村上なんて言われていたけど、村上春樹ばかり読んで、村上龍の作品を読まなくなって、ここは再入門だ、と思って、読んでみました。中高生向けなのか、という作品もありつつ、読みごたえ抜群な感じ。中高生って、これくらいなら大丈夫なのかねー。2016/08/20

テビチ

12
ほぼ軽々しく読める内容はない。だからこそ著者が自選した意図が感じられる一冊。体を売ること買われること、酒や薬、性に溺れること。読後も引きずる重々しさに正直やられた。特に印象的でもあり衝撃的なのは「ワイルドエンジェル」。キミコの心理描写がないことで、壊れることを読者に問いかけている。現実逃避する彼らを「弱い」の一言では片付けられない。不安感の個人差はきっと想像以上。ただ「最悪の選択をした」ことは自分自身の弱さ。救いを感じたのは「空港にて」。「誰にも言えなかった」人に打ち明けるより黙っていることはつらいこと。2017/06/28

T-Y

10
古本屋で、村上春樹と間違って買ってしまった。 あまり好みではなかったけど…最後の、希望の国のエクソダスは考えさせられた。2017/01/16

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