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戦争と経済と幸福と

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  • サイズ B6判/ページ数 147p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163589404
  • NDC分類 304
  • Cコード C0095

内容説明

著者は、本書で、画期的な思考の転換を読者に促す。日頃なにげなく、読み過ごす「日本が滅びないために」「日本の国益のために」といった表現の中に、すでにあなたを不幸にする種が潜んでいることが、鮮やかに論じられているのである。通信、IT、通貨、戦争、といったテーマに材をとりながら、11世紀のアラブ、14世紀のヴェネチア、17世紀のオランダ、あるいは戦中の日本、あるいはヒトラー政権下のドイツと、時空と文化を自由自在に飛びながら、個人の幸福と国家の幸福の相関関係をはっきりと描きだし、ナショナリストたちの虚妄を撃つ。

目次

第1章 アナーキストが創造したパソコン
第2章 ドコモが海外で使えない理由
第3章 戦争と経済
第4章 通貨が強いと国民は幸福か
第5章 中世暗黒時代にひとり輝いた国
第6章 アラブは西欧を凌駕していた
第7章 テロの恐怖か自由の死か

著者等紹介

末永徹[スエナガトオル]
1964年東京生まれ。83年東京大学教養学部文科1類に入学。法律、政治、経済、歴史などを幅広く学ぶ。87年同大学法学部を卒業し、ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社に入社。トレーダーとして10年にわたって、最前線の市場を通じて世界を見る。97年に退社後、学生時代からの深い教養と、トレーダー時代に体得した市場観をもとに、『中央公論』『フォーサイト』『ほぼ日刊イトイ新聞』などにコラムを連載、経済評論の世界に新境地を開いた
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