謝罪します

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  • サイズ B6判/ページ数 341p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163587905
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

「よど号」グループの元“妻”が、北朝鮮での生活、金日成との出会い、ヨーロッパでの誘拐工作など、封印されたすべての真実を、今ここに語る。

目次

プロローグ 私の夢
第1章 愛を求めて(おてんば少女;十四歳の告白 ほか)
第2章 強制“結婚”(愛と配慮の招待所生活;映画と歌劇の思想教育 ほか)
第3章 「よど号」グループの正体(村での特権生活;金正日の愛と配慮 ほか)
第4章 ヨーロッパ拉致疑惑事件(スペインでの同志獲得工作;Iさん、Mさん拉致疑惑事件 ほか)
第5章 娘達の母として(「夢見波」の仲間達;女性という立場からの出発 ほか)
エピローグ 謝罪

著者等紹介

八尾恵[ヤオメグミ]
1955年兵庫県生まれ。76年、チュチェ思想研究会に入会。77年2月、北朝鮮に渡航する。同年、「よど号」グループのメンバーと強制的に“結婚”させられ、日本革命村で生活を始める。80年代に入り、“革命のための人材”獲得のためにヨーロッパで活動を開始。ロンドンで有本恵子さんと知り合い、北朝鮮に連れ出す工作に関わる。88年5月、日本国内で有印私文書偽造・同行使容疑で逮捕される。2002年3月、有本恵子さんの両親に謝罪。「よど号」メンバーの“妻”による旅券法違反容疑事件の公判で、有本恵子さんの誘拐事件について証言する
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ルピナスさん

56
今までこれ程嫌悪感を感じ、一刻も早く本を返却したいと思ったことはない。作者はよど号メンバーの妻として北朝鮮に連れて行かれた被害者でもあり、洗脳後は有本恵子さんを北朝鮮に誘い込み彼女の自由を奪ってしまった。ご自身も洗脳の被害者であるとはいえ、あまりのガードの低さや考えずに行動すること等、共感できない。私自身、若い頃は随分海外を貧乏旅行し人との出会いを楽しんだが、警戒心は常に怠らなかった。少し時代が違えば巧みな嘘でその警戒心を突破して革命の名の下に自由も尊厳も奪われていたリスクがあったと思うと本当に恐ろしい。2022/04/26

James Hayashi

33
北朝鮮に拉致された有本恵子さんの拉致に関わった著者。著者がいかに育ち北朝鮮に関与していったことがメインに語られる。北朝鮮に入国後、直ぐに「よど号」グループの柴田と結婚。この日本人グループがヨーロッパで日本人拉致を強行。その後は日本国内に潜入していたが、偽名を使っていたことにより逮捕される。しかし法律がない為か時効なのか拉致に関しては裁かれていない。オウム事件のように駒のような存在だった著者により大きな犯罪に関与。裁かれていないが、何人もの若者の人生が北朝鮮という暗黒の国に囚われてしまった罪は重い。2019/05/05

うぉ

10
愛と配慮。了解。総括。2019/06/23

よんしん

4
全ての人はマインドコントロールされているが、人はそれに気づかない。社会主義には社会主義の、資本主義には資本主義の洗脳が必然的に存在する。2012/06/18

yurari

3
よど号グループの妻だった著者。チュチェ思想研究会という北朝鮮の政治思想を学ぶ団体に入会後、北朝鮮へ連れて行かれ、好きでもない男と結婚させられ、子を2人もうける。出産後も各国に「出張」し、革命を共にする仲間を探す「了解活動」をする。ごく普通の好奇心旺盛な少女が、何故北朝鮮に行くことになったのか?…最初は被害者だったのに気づけば加害者側になっているという恐ろしい洗脳の過程が淡々と描かれている。状況が同じだったら自分も著者のように洗脳されたかもしれない、と恐ろしく思った。2022/03/21

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