愛情評論―「家族」をめぐる物語

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  • サイズ B6判/ページ数 308p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163580609
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C0095

内容説明

弱い者を抱え込む装置である「家族」に生じている歪み。「私」と「社会」の緩衝地帯としての「家族」、そして親しい人々との絆のあり方を模索する。

目次

第1章 「母」をめぐる物語(そこには、凄絶に美しい一人の女がいた;肌の下の痛み「アンダー・ザ・スキン」 ほか)
第2章 「女」をめぐる物語(女がハマる「女の応援歌」のツボ;遠ざかる風景 ほか)
第3章 「現在」をめぐる物語(エリートとロボット;「王子さま」より「下僕」か「騎士」 ほか)
第4章 「救い」をめぐる物語(作動する諸機械『コンセント』;光りの根、天空の音―田口ランディ論 ほか)
第5章 「家族」をめぐる物語(安心して帰っていける場所;『はみだしっ子』が語るもの ほか)

著者等紹介

藤本由香里[フジモトユカリ]
1959年熊本県生まれ。東京大学教養学科卒。現在、書籍編集者として働くかたわら、コミック、女性、セクシュアリティなどをテーマに評論活動を行う。早稲田大学、明治学院大学非常勤講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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金平糖

4
B。2018/01/06

0
高校の時から、中高生位を主人公とした小説(森絵都や瀬尾まいこなど)の作品と少女漫画って近い感じがしていた。少女漫画はもともと、恋愛ではなく家族の物語を紡ぐことで始まったらしいので、そういった部分を感じていたのかもしれない。今でも、『海街diary』など家族を扱った作品は多いと思う。筆者は「家族」を「人と人とが寄り添いあって生きる」関係と再定義している。家族とは「なんでもない日常」を共有することのできる相手のことだからである。2012/09/26

よっちん

0
少女マンガの中の「家族」定義が興味深かった。卒論に使う。(図書館)2009/12/09

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