内容説明
京都に来て六年。念願の京町家に引っ越して一年半。リズムのある優美な筆致で綴る京都エッセイ。
目次
沓脱ぎ石のまえで
夏の章(祇園祭と奥座敷;極楽のあまり風 ほか)
冬の章(暮らしの音;祇園の人 ほか)
春の章(椿のあしあと;桜の人 ほか)
秋の章(月に磨く;朽木盆に松茸 ほか)
著者等紹介
麻生圭子[アソウケイコ]
1957年生まれ。80年代に作詞家として、吉川晃司、小泉今日子、中森明菜などのヒット曲を手がける。91年より作詞家を休業。96年から京都市中京区のマンションに住み、99年にエッセイ『東京育ちの京都案内』を刊行。同年末から築70年の町家に移る。翌年には、その町家探しと手作業修復などの奮闘ぶりを綴った『東京育ちの京町家暮らし』(いずれも文芸春秋)を上梓
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そうたそ
11
★★★☆☆ 前作で念願の京の町家暮らしの夢を叶えた著者による、実際に町家で暮らしてみた日々を綴るエッセイ。町家暮らしって、なかなか趣深くて良いなあと思う部分もあるものの、それよりもその過酷さを実感してしまう。特に最近の猛暑での町家暮らしなんて考えたくもない。これが書かれた当時は"気持ちのいい涼風"というのも現実のものだったのだろう。やっぱり京都は住む場所でなくて、行く場所だな、とややひねくれた感想を抱いた読後だった。2023/08/23
はなっこ
2
私も憧れる京都の町屋暮らし。冬は寒い夏は暑いという耐えないといけない暮らしだね。観光客としてたまにいけばいよいでしょう。2014/08/29