北朝鮮はるかなり―金正日官邸で暮らした20年〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 341p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163571607
  • NDC分類 929.16
  • Cコード C0098

内容説明

朝鮮戦争開戦時、15歳だった著者は妹〓琳とともに革命家の母に連れられてソウルから北朝鮮へ渡った。以後、約半世紀に及ぶ成一家の彼の地での苦闘の日々、信じがたいほどの数奇な人生は涙なくしては読めない…金正日の前妻・成〓琳の姉が綴った慟哭の手記。

目次

第1部 朝鮮解放苦難の幕明き(藤の木の家;共産党員となった両親;金日成に会って投獄された父;姿を消した母;時代に反逆した祖母 ほか)
第2部 三十八度線を越えて(地獄の戦線からの後退;平壌の第一印象;私たちを捨てた「外国人」;江界から満浦へ;洞窟の中の印刷所 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mayumi Hibi Ishida

1
朝鮮半島の分断の歴史とともに著者の劇的な半生が描かれていて読み応えあった2020/11/13

Wanibe

0
ソウルに生まれて北朝鮮に移り金正男の伯母となった作者と、その家族の自叙伝。この上巻は作者の母親の人生と作者の北朝鮮での暮らしを描いたもの。彼女の母親の人生は遠い世界のものではなく、儒教的封建的な価値観の世界での妻という役割から、自身と女性の地位向上を求めて死にものぐるいで働くという、現代女性の悩みと生き方にも通じる物がある。情緒や心情に重きをおく文体はやや時代背景が読み取りにくいが一読の価値あり。2010/09/01

Arte

0
著者の祖母、母、著者三代の一代記で、日本統治時代から朝鮮戦争、その後の金王朝時代が描かれていて、凄い本だった。朝鮮戦争の体験記ってあんまり読んだことない気がする。珍しく学問をさせてもらった祖母は、嫁いだ相手が酒乱DV夫で、子供3人を連れて逃亡。珍しく一番下の女の子だけを学校にやる。貧しい中で育った母は、反対されながら地主の金持ちに嫁ぐが(とはいっても、家の写真を見ると小さい)2人とも共産党に傾倒し(父は土地をすべて小作人に譲り)政権(韓国)から弾圧される。2025/01/02

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