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喪失の国、日本―インド・エリートビジネスマンの「日本体験記」

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163570808
  • NDC分類 361.42
  • Cコード C0095

内容説明

インドの寂れた本屋で発掘した一冊の「自家本」、そこには瞠目すべき日本人論が展開されていた。深い教養と鋭い観察によって書かれた出色の日本人論。講談社ノンフィクション賞受賞の山田和氏の手により堂々の翻訳化。

目次

占星術で出発日を決める
インド国営航空の「牛肉」
システムが私を迎えた
信頼が先行する国
日本料理ほど素敵なショーはない
佐藤氏のインド体験
豪邸か召使い部屋か
刺し身パックという「海の豊饒」
パンツ以外は脱ぐ日本のパーティー
食のカースト〔ほか〕

著者等紹介

山田和[ヤマダカズ]
1946年富山県砺波市生まれ。インドの古本屋で偶然手にした「自家本」の著書のシャルマ氏に、砂漠の街で奇跡に近い邂逅をはたし、翻訳をすることになった。主な著書に『インド ミニアチュール幻想』(1996年 平凡社。講談社ノンフィクション賞を受賞)、『インドの大道商人』(1991年 平凡社・1999年講談社文庫)、『インド 旅の雑学ノート(熱闘編・驚愕編)』(1997年・1998年ダイヤモンド社)などがある

シャルマ,M.K.
モーハンダース・カラムチャンド・シャルマ。1955年、インドの貧しいバラモンの家に生まれる。奨学金をうけて、ラージャスターン大学を卒業、デリー大学に学んだ後インド鉄道局勤務。その後、ニューデリーにある市場調査会社に転職、1992年4月から94年1月の1年8カ月、日本に滞在した。帰国後、砂漠の中の街ジャイサルメールに隠棲し、画期的な日本論である『喪失の国、日本―インド・エリートビジネスマンの「日本体験記」』を執筆した

山田和[ヤマダカズ]
1946年富山県砺波市生まれ。インドの古本屋で偶然手にした「自家本」の著者シャルマ氏に、砂漠の街で奇跡に近い邂逅をはたし、翻訳をすることになった。主な著書に『インド ミニアチュール幻想』(1996年 平凡社。講談社ノンフィクション賞を受賞)、『インドの大道商人』(1991年 平凡社・1999年講談社文庫)、『インド 旅の雑学ノート(熱闘編・驚愕編)』(1997年・1998年 ダイヤモンド社)などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

baburus

3
インドを紹介する本はたくさんありますが、インド人から見た日本や日本人の感想がとても面白いです。自分の住まいがマンションでしかも名前が[シャトー~]と聞いてびっくり、実際に入った部屋がワンルームで二度びっくり!(使用人の部屋だと思った為)本人が感じたカルチャーショックが面白く紹介されています。後半の政治的な話や宗教の話は、ある程度予備知識が必要かもしれません。因みに「本場インドのビーフカレー」は存在しないそうです。

Uzundk

2
斜め読み。日本人は欧米諸国の人に比べ相手の文化に無理解で、特に先進諸侯以外の国に対して差別的であると言う指摘があった。上下関係の延長がでているのかも知れないと感じた。それが日本の組織の作り方だったのかも知れないが、外に持ち出して受け入れられるものだろうか。もう一つの指摘は生と向き合うものとして存在する努力が階級を与えられることで本来の輝きを失う。世間的に立派なものへの努力だけが褒められ、他の努力を貶める。努力の目的を近代的な価値観で解釈しすぎている。2015/03/18

キツネ

0
良書過ぎて恐ろしい2019/06/30

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