出版社内容情報
あるべきや親や、あるべき子どもといった幻想に囚われているから辛くなる! 『ものぐさ精神分析』の著者が親子の病理にメスを入れる
内容説明
理想の家族なんかどこにもいない!人間は本能の壊れた動物である。したがって親にもともと子育ての能力が備わっているわけではない…。自らも「もらいっ子」であった精神分析学者が「母」「親」「子供」から「政治」「日本史」までを語る最新エッセイ集。
目次
親たちの「今」
近頃のおかしな母親たち
わたしの親子関係
学級崩壊
いじめの今昔
あきっぽい子とねばり強い子
家庭や世間からはみ出る必要のない売春
母親は化け物
近代日本のあせりとあがき
屈辱の百年〔ほか〕