出版社内容情報
東西二大勢力によって日本の運命を支配する歴史的な死闘が関ヶ原で展開された。徳川幕府成立に至る"乱世"に生きた男たちを描く
内容説明
関ケ原合戦なくして徳川幕府の成立はなかった。日本の運命を左右した闘いを、合戦から400年目の今、改めて検証する。
目次
第1章 徳川家康の野望
第2章 決戦前夜
第3章 関ケ原の大会戦
第4章 戦いすんで
第5章 戦国閉幕
第6章 輝元をめぐる秘話
第7章 よみがえる西南雄藩
断章 逆転関ケ原
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kazuhiro Hirahata
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書籍のタイトルは「関ヶ原合戦」だが、毛利氏に関する記述が多いのが印象に残る。著者の他の書籍を調べてみると、毛利氏や幕末の長州藩に関するものも多い。著者は山口県の出身だけあって、毛利氏や長州藩への造詣が深いのだろう。 関ヶ原と言えば、徳川家康対石田三成という構図が思い浮かぶが、西軍の総大将は毛利輝元であり、戦場で裏切った小早川秀秋も毛利の一族になる(出自は異なるが)。他にも吉川広家、安国寺恵瓊、毛利秀元など関ヶ原に関係した武将は多い。石田三成・毛利連合vs徳川・武断派、という見方も面白いかもしれない。2017/06/10