出版社内容情報
母の愛を支えに作詞家として苦闘を続ける石坂。その前に現れた一人の少女に全てを賭ける。藤圭子は「新宿の女」でスターとなった
内容説明
沢ノ井千恵‐石坂まさを、寿々木澄子‐藤圭子、藤圭子‐宇多田ヒカル、運命の糸で結ばれた三組の母子が織りなす、愛と哀しみの軌跡。藤圭子の育ての親・作詞家石坂まさをが綴る愛と感動の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
YUKARIO♪
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さくやちゃんのお母さんに借りた。2013/09/07
浮草次郎
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「新宿の女」より二人三脚で伝説の歌手・藤圭子を売り込み続けた作詞家石坂まさをの半自叙伝半親子物語。実際体験した者でないと書けない藤圭子(及びその周囲)が活き活きと書かれており隠された昭和歌謡史となっている。そして娘宇多田ヒカルのデビューと共に物語は終わるが、母が歩んでいった道を微妙にズレながらもヒカルさんも同じように歩いているような気がしてならない。(内容はぶっちゃけてるが、作者が亡くなった今こそ文庫化を!)2013/07/18