出版社内容情報
松本清張が愛した「コーヒー」店、向田ドラマの神髄「夕べの残りのカレー」、"火宅の人"檀一雄の「ダン・シチュー」の秘密──他
内容説明
夏目漱石から渡辺淳一まで、日本文学のグルメを探訪し、読み、味わい尽くす。
目次
ゆうべのカレーの残り(有楽町のコーヒー―「点と線」(松本清張)
料亭は芝居の一座―「菊亭八百善の人びと」(宮尾登美子)
天ぷら 浅草流―「小説 浅草案内」(半村良) ほか)
ダンシチュー(父と娘の寿司―「赤と紫」(吉行淳之介)
ズー鍋とお好み焼―「如何なる星の下に」(高見順)
笹巻き寿司の京都―「古都」(川端康成) ほか)
五色の酒(五色の酒―「美は乱調にあり」(瀬戸内晴美)
お酒を飲む順序―「御馳走帖」(内田百〓)
すっぽんを煮る―「暗夜行路」(志賀直哉) ほか)
エロチックな脂身(ひもじさの文学―「晩菊」(林芙美子)
銀座ママ盛衰記―「夜の蝶」(川口松太郎)
食事は一人にかぎる?―「断腸亭日乗」(永井荷風) ほか)
感想・レビュー
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