出版社内容情報
事故で急逝して三年。星野道夫のアラスカの自然と人間を語る文章を慕う人びとは後を絶たない。珠玉の遺稿をすべて集めた最後の本
内容説明
最後のメッセージ。ここにある深いなぐさめ。遺稿76篇を集成!アラスカを撮りつづけた写真家が残した、人間と自然にまつわる限りなく優しいエッセイ。
目次
はじめての冬
約束の川
ビル・ベリイのこと
ある親子の再生
はじめてのアフリカ
ぼくたちのヒーロー
ザトウクジラを追って
カリブーフェンス
新しい人々
遙かなる足音〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
アイシャ
27
          
            星野さんの本を読むと心が浄化される。覚えておきたい大切な言葉がたくさん。『ニーズ(本当に必要なもの)とディザイア(欲しいもの)はずいぶん離れている』『冬がもたらす気持ちの安らぎ』これは雨の日に感じるものと近いかも。『日々の暮らしに追われている時、もう一つの別の時間が流れている。それを悠久の自然と言っても良いだろう』『寒さが人の気持ちを暖かくさせる。遠く離れていることが、人と人の心を近づけるんだ』。不便な部分も多い生活の中で、人の事を思う気持ちや、多様な人種や自然を受け入れる心が育っていくように思う。2021/03/28
          
        てんちゃん
25
          
            星野さんの写真や著書が好きで、定期的に読みたくなります。アラスカや大自然への深い愛情と彼自身の魅力的な人柄。所々にふと漂う死への予兆…。彼を知る人は減りつつあるのかもしれませんが、それはあまりにも惜しい。様々な形で彼の作品は語り継がれて欲しいです。2021/08/10
          
        りょうけん
10
          
            <意>  本のページの真ん中辺りにある”カラー写真”の部分を,先にじっくり見てから本文に取り掛かろうとした.  が,いや待てよ,と考え直して ”編集後記”を読んだ.   そしたらこの本は1999年に出ているのだけれど,著者 星野道夫の”遺稿集”だと云うことが解った.   僕は今回初めて星野道夫を読むので,初めてが遺稿集と云う,とても貴重な体験を図らずも自分で創って実行したことになる.良かったなぁ.2020/04/04
          
        アキちゃん
10
          
            『人間に不可能なことを成し遂げさオーソモレキュラーせる、なにものかに感謝を捧げて』 『風こそはやわらかい真の化石だ。』 『情報が少ないということはある力はを秘めている』『人は誰でも、いつか負のカードを持ち、どこかでそれを救いながら生きていく』『人の持つ運は、日々の暮らしの中で変わってゆくもの。それを左右するのは、その人間を取り囲むものに対する関わり方』2018/07/18
          
        Book Lover Mr.Garakuta
9
          
            ジンセイイチロとは思えないエッセイ集。特に自然との共有生活の話が心に残る。2019/10/06
          
        


 
               
               
               
               
              


