出版社内容情報
統一教会・文鮮明教祖の後継者である長男の妻が「奥の院」生活に耐えかねて「暁の脱走」を敢行、秘密に包まれた教祖一家の内幕を暴く
内容説明
統一教会・文鮮明教祖の後継者と目される長男の妻として14年間“奥の院”で暮らした著者が、「聖家族」の恥部を暴いた衝撃の手記。
目次
プロローグ 暁の脱出
第1章 統一教会の誕生
第2章 迫害と飢えと信仰と
第3章 「真の子女様」と兄の結婚
第4章 十五歳の花嫁
第5章 「イーストガーデン」で見たもの
第6章 苦しい陣痛の末に
第7章 投獄された教祖
第8章 日本への随行ツアー
第9章 脱会を決意したとき
第10章 新しい人生への旅立ち
エピローグ 埋まらなかった座席
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Akio Kudo
3
★★★★★ 現在では中古でも見つからない貴重な身内による文鮮明評。婚外子ありの腐敗と強欲の一家である。2022/08/08
パム
1
文鮮明の自伝を読んだ流れから。始めは統一教会の成り立ちについての説明ばかりで退屈だったが、個人的な記述となるにしたがって面白くなった。退廃的な旦那との生活描写は勿論、著者のエキセントリックでエリート主義的な自意識が文章に滲んでいて、グングン読み進む。これぞ暴露本、というゲスな興味を存分に満たす魅力ある内容と詩的な文体が美しい。後半、韓国人なのに「私が旧姓を法的に復活する〜」という一文があったのが引っかかって調べてみたら、統一教会は夫婦同性なのであった。偽善的かつ抑圧的な「家族主義」の教義ゆえなんだろか。2014/06/07
両
0
日比谷図書館で、文鮮明は危篤という報道があるが、この後どうなるか興味を持って借りた。 内容には教祖の完全性を信じているならともかくとして、あまり驚きはない。 むしろビジネス方面の組織が次代ではまったくもたないのではないかということ、あとカリスマがいないとやはり維持は厳しいのではないかと感じた。 個人的な生活には興味がないのでぜんたいにテンポが今ひとつに感じた。2012/08/28