出版社内容情報
アヘン戦争でイギリス領となった香港は、中国近代化の窓口でありまた孫文をはじめとする先駆者たちの青春と革命のまちでもあった
内容説明
中国近代化に大きな役割を担った先駆者たちのまちの割譲から返還にいたる苦難と繁栄。
目次
1 巨人の揺籃
2 先駆者のまち
3 青春と革命
4 二十世紀の四十年
5 中国返還への道のり
6 紫荊旗
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yagian
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日本語で香港の通史を扱った本が少ないなか、貴重な一冊である。ただし、本書は香港にゆかりがある中国人の列伝という体裁をとっているため、自分自身の関心(香港と交易、経済の歴史)とはずれていた。アメリカや日本は中華人民共和国を承認して国交を結ぶまで時間がかかったが、イギリスは香港を介して直接対峙していることもあり、早々に中華人民共和国を承認している。その歴史を知っていれば、イギリスがAIIBに加盟するのも予測できたし、驚くべきことでもないのだろう。2015/07/12
sgnfth
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まるで小説を読んだ読後感。香港返還直前に書かれたもの。2010/02/11