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出版社内容情報
オウムのテロに直面して狼狽する警察首脳、動くに動けぬ自衛隊。封印された極秘の捜査資料を元にオウムとの壮絶な闘争を再現する
内容説明
オウムは日本を支配する寸前だった!オウムのサリン・テロに直面して狼狽する閣僚や警察首脳…。極秘の捜査資料をもとに、オウムのクーデターの野望と闘った警察及び自衛隊の内情を初めて描くノンフィクション。
目次
第1章 化学学校
第2章 Sシフト
第3章 作戦名「ルート・ファイブ」
第4章 サリン・テロリズム
第5章 Dデー
第6章 オウムvs.警察
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nobody
9
公安がスパイをいつオウムに投入したかはどんな内幕物でも触れられない。公安監視下で地下鉄サリンをやらせたとなればことだからだ。北関東連続幼女誘拐殺人事件で真犯人が判っていながらDNA鑑定の正当性維持というプライドで未解決のままにしているのと同根。井上嘉浩をいつから監視下に置いていたのかも同様。松本剛追跡での故意に不鮮明な手配写真を流布し故意に取り逃がしたあの手法は明らかに公安の手口だった。だがとにかく警察がどんなに腐敗していてもオウムの11月クーデターを阻止したのは事実。警察は曠古の信頼を得ることになった。2019/12/02
秋田の読書会「あなたと推し本」(二代目)
1
読書会のビブリオバトルにて紹介された本。ドキュメンタリーをそれぞれの社会立場から暴いていく一冊。1995年は衝撃の一年でもありました2025/01/25
真中優津樹
1
地下鉄サリン事件時は学生だったんだけど、通学は都心とは逆方向で、翌日部活の皆で事件を扱う新聞を回し読みしたの覚えてる。近所に団体の関連施設とかあったし選挙で踊ったりしてるのを見て何だこの人達と思っていたけど本当に恐ろしい事件だった。これは麻生さんだからこそ書けたノンフィクションだと思う。実際に現場で事件に接した当事者の皆さんも、麻生さんだからこそ話してくれた部分もあると思うし。 逃げていた人も漸く逮捕されたし、事件を知る人も知らない人も是非一度読んで欲しいと思う1冊。2017/10/03
そら
1
麻生幾、初期のノンフィクション。事件発生からわずか1年半ちょっとでここまで綿密詳細なドキュメントに仕上げるなんて、その取材力ホントすごい。発刊されたリアルタイムのタイミングで読みたかった。。。2015/01/15
かえで
1
ドラマ「外事警察」を見て以来気になっていた作家ですが、そもそもジャーナリストと聞いて納得。すんばらしい取材力と人脈です。この事件の頃の記憶は曖昧で、同じ日本で起きたことなのにどこかよその国の出来事のようにぼんやりテレビを見ていたような…。2012/08/01
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