「劇画の星」をめざして―誰も書かなかった「劇画内幕史」

「劇画の星」をめざして―誰も書かなかった「劇画内幕史」

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  • サイズ B6判/ページ数 372p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163523200
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

『ダビデの星』で、さいとうたかを、辰巳ヨシヒロらとともに劇画界の三羽烏と目された筆者の見た劇画・漫画界の知られざる内幕の数々

内容説明

波瀾万丈、有為転変、まさに劇画並み。赤裸々に綴る自伝的劇画界の50年。さいとう・たかを、水木しげる、楳図かずお、望月あきら、辰巳ヨシヒロ、つげ義春、手塚治虫、長井勝一、大藪春彦…らとの出会いと切磋琢磨の日々。

目次

漫画家への夢をはぐくむ(昭和二十二年~二十七年)
原稿の売り込みに成功し十七歳でデビュー(昭和二十七年~三十年)
さいとうたかをらとの出会いと『影』の創刊(昭和三十年~三十二年)
水島新司を発掘し「劇画工房」旗揚げす(昭和三十三年~三十四年)
悪書追放運動からハードボイルド全盛時代へ(昭和三十四年~三十五年)
『影男』と『黒い傷痕の男』の誕生(昭和三十五年~三十六年)
佐藤プロを設立し水木しげるをスカウト(昭和三十七年~三十八年)
劇画ブームと『ガロ』『COM』の創刊(昭和三十九年~四十一年)
『少年マガジン』からの思いがけない依頼(昭和四十一年~四十三年)
『野望』と『ダビデの星』が大ヒット(昭和四十四年~四十八年)
漫画家協会からの脱退と“引退”の誘惑(昭和四十七年~五十四年)
「劇画館」の失敗、そして転落の日々(昭和五十四年~五十九年)
韓国人女性との再々婚と『新・ダビデの星』の終焉(昭和六十年~)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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「劇画」の創始者の一人。昭和30年代最盛期の貸本を支えた劇画家、主に著者、辰巳ヨシヒロ、さいとうたかを、石川フミヤス、桜井昌一、川崎のぼる、南波健二、西たけろう、いばら美喜、平田弘史、ありかわ栄一、水島新司らが東京国分寺をたまり場とする。だが、貸本業界の衰退に伴い、足を引っ張り合ったり、廃業したりと四散。著者も短絡的なのか、レストラン経営の失敗、自社ビルの建築と売却、無必要な家の建替等により浪費を重ねる。女性遍歴も同様。頂点を味わっただけに無念を滲ませているが、捉え方によっては自由を謳歌したともいえる。2023/11/18

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