二葉亭四迷の明治四十一年

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二葉亭四迷の明治四十一年

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163522906
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0023

出版社内容情報

近代文学史の一頁目にその名を刻まれた二葉亭四迷。常に悩みを抱えつつも夢を追い続けた自由な精神と明治後期の時代背景を描く

内容説明

憂国の人、完全主義で自己嫌悪、放蕩で親孝行の人、そして愛情に拘泥する人…二葉亭四迷は、自分が存在して然るべき場所を探し続けた現代日本人のさきがけだった…。

目次

第1章 長谷川辰之助、最後の旅
第2章 陋巷放浪
第3章 樋口一葉の「憂き世」
第4章 明治三十年頃の群像
第5章 大陸に志を得ず
第6章 東京朝日新聞記者、長谷川辰之助
第7章 明治四十年頃の漱石
第8章 ついに日本を離れる
第9章 二葉亭が去ったあとの東京
第10章 帰国準備、およびその死

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rbyawa

1
h099、小説そのものはもう生まれていたものの、形は定まっていない時代に間接的にその誕生から関わり、エキセントリックな「文壇」の生まれる直前の時代までを生きた人の本で、正直論旨にはだいぶ驚くような刺が…。ただこれ、文壇批判というよりは文士らが極めて弱い立場にあったことそのものが否定されてるのが嫌なんだろうなぁ…。理想を追及すると生活が成り立たず、死を選ばないとならない、名を残した人らですらもってやっぱり尋常じゃないし、それが現代、明治の文学者が最高の尊敬を受けていたと語られてるのもそれ自体がえぐいよね…。2018/02/16

Hiroki Nishizumi

1
行間に谷口ジローの絵が浮かんできてしかたなかった。明治時代にどっぷり浸かった気分だな。2015/07/24

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