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出版社内容情報
安価で競り落とした絵画が、実は有名画家の作品だった──直感や専門的知識を駆使して眠れる名画を発掘する美術商たちの虚々実々
内容説明
“スリーパー”とは、汚れや修復などにより、絵画本来の価値が正当に評価されない作品のこと。それが、ある日突然、大化けする!直感や専門知識を駆使して、一枚の絵の素性を追っていくさまは、まるでミステリーを読むようにスリリング。これが絵画オークションの世界だ。
目次
第1章 洗浄作業
第2章 オーヴァーペイント
第3章 いつでもどこでも
第4章 探求による発見
第5章 スペシャリスト
第6章 何事にもとらわれない鑑識眼
第7章 オークションの舞台裏
第8章 踊るファウヌスの謎
第9章 刺激される想像力
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チューダー
6
図書館本。数年前にNHKのドキュメンタリーでスリーパーのことを知って興味がわいた。やっぱり奥が深い。実際にスリーパーかどうかはギャンブルなんだな~。絵画をそういう目で見るのも楽しそう。2016/02/09
都忘れ
3
埋もれた名画や行方不明となった美術品を探す天才画商として名高い著者を取り上げたNHKのドキュメンタリー(再)で興味を惹かれて読んでみた。確かな勘と経験に基づいて眠れる名画を探し出すスリリングな過程と修復方法や鑑定方法、オークションの裏側など知ることができて面白かった。ポートレート一つから、その時代の流行や背景が読み取れるだけでなく、たどってきたたくさんの物語も読み取れること、じっくりと美術館で絵が見たくなる本だった。2017/01/15
penguin
3
図書館。いしいひさいち経由。 非常にスリリングな一冊でした。手に汗握るというか、絵画と売買人達の知恵比べというのか。来歴や過去の資料を調べに調べ確証を得る作業や、他の売買人との見えない競争、地道な事象の積重ねがあるからこそ面白い世界なのだと感じました。 2011/08/14
偽教授
0
名著の名に値する。2023/02/13