わが街―東灘区森南町の人々

わが街―東灘区森南町の人々

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  • サイズ B6判/ページ数 284p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163518404
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C0095

出版社内容情報

大震災から一年余たって被災者たちはどうしているだろう。被災者ぬきの未来都市を目論む動きが、被災者の傷ついた心を焼き尽くす

内容説明

阪神・淡路大震災、78人が亡くなった小さな住宅地。若い母親は、おじいちゃんは、娘は…思い出と明日の間を行きつ戻りつ、いかに生き抜いたか。救命救急の遅れ、政府・地方行政の狼狽、マスコミの混乱、その後の被災者への精神的負荷。巨大災害を総合的に調べたレポートは結局出なかった。やむなく著者はひとつの街に限定して、人々は何に耐え、何に希望を見出したか、行政、消防レスキュー隊、自衛隊は何をしたか、街づくりはどのように行われるべきか、繊細なまなざしで伝える。

目次

第1章 阪神大震災二カ月
第2章 「森南町・本山中町まちづくり協議会」誕生
第3章 地震から四カ月 町は動き始めた
第4章 大震災から半年目の夏
第5章 救助する人々と被災者たち
第6章 震災の体験生かすまちづくり
第7章 一年が過ぎて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モリータ

8
◆初出『産経新聞』1995年3月~96年3月に第七部まで断続的に連載。単行本(本書)1996年7月刊。震災直後から被災地に入った著者によるルポ。東灘区内でも特に被害が大きかった森南町の人々(救助に関わった人も含む)の被災経験と悲しみ、復興の姿―名前と顔のある人々が、どう生き、死んだのか、どう生きていくのか―を克明に描く。それに加え、震災後1か月で長田や三宮などと並んで理不尽な都市計画・区画整理の網がかけられたことによる、まちの人々による「まちづくり」の歩み(の最初の部分)も描かれている。2023/02/06

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