連合赤軍「あさま山荘」事件

連合赤軍「あさま山荘」事件

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163517506
  • NDC分類 916
  • Cコード C0036

出版社内容情報

危機管理の第一人者、佐々淳行氏が当時のメモをもとに書き下ろした『連合赤軍「あさま山荘」事件』は秘話満載の昭和忠臣蔵と言える

内容説明

事件当時、警視庁警備局付として現場指揮に当った著者が当時のメモをもとに描く本書は秘密満載の昭和忠臣蔵といえよう。写真多数。

目次

第1章 出陣
第2章 苦杯
第3章 爆弾
第4章 戦略
第5章 偵察
第6章 死闘
第7章 凱歌

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむら

37
鉄球でお馴染み連合赤軍のあの有名な事件を当時現場で指揮してた警察官僚の方が書いたノンフィクション。警察側視点。「突入せよ」って題名で映画化もされました。映画は以前見てあんまり面白くない(原田監督の映画は皆んながワアワア喋るので聞き取りづらい)かったけど、原作の方は面白かった! 著者の佐々さん、危機管理のプロとのこと、この方がなんていうか、ケレン味? 浪花節?的なかなりクセの強いキャラなので、俺様自慢が鼻に付くものの、意外にも地味な10日間の攻防が読み物として抜群に面白い仕上がりに。2017/07/26

テツ

20
大義名分を盾にしないと暴れられないゴミみたいなクソボンボンどものせいで俺が生まれる前の日本は大変なことになっていたんだなあと改めて思う。主義主張や思想なんてこいつらの暴れるための口実でしかなかった。自分がゴミだと自覚していない分、そこらのヤンキーや暴走族よりよっぽどタチが悪い。そんな奴らが起こした事件を収束させるために殉職者を出しながら厳冬の軽井沢で必死に奮闘した警察官の方々には本当に頭が下がる。故後藤田氏が政治家引退時のスピーチで当時殉職したり障害を負った部下のことに触れていたが彼らこそ真の英雄だよな。2016/11/23

ふう

18
ニュースであさま山荘の名前を久々に聞き何気に再読。2/28があの運命の日だったらしい。緊迫の状態がずっと続いてるのに、人質(女性)の無事を確かめるために排泄物を調べることを真剣に考えたり(女性なら月経があるから!→けどその時月経じゃなかったら?犯人Grに女性がいたら?痔のやつがいたら?などで却下)、記者に「赤軍だよ全員集合」と言ってみんなで笑い合うなど、おいおいと思いつつくすりと笑える場面多し。そこまで自慢気でもなく飄々とした佐々の語り口が私には合ってるから再読しても面白いのかもな。2022/03/09

カナック

10
詳しいことはほとんど知らなかったこの事件。厳寒の軽井沢で、残虐なテロリストと警察の壮絶な戦い。人質を救うために、忠誠心に燃えた勇敢な警察官の方々に頭が下がる。読んで良かった一冊。2017/06/22

竹園和明

7
70年代半ばに終焉を迎える学生運動のピリオド的な事件がこれだったものと思います。その現場で警察側の長として指揮を揮ったのが佐々氏。現場の苦労や苦悩がリアルに迫って来ます。実弾が飛び交い死傷者が続出する中での総指揮たるや、想像を絶する任務だったと思います。自分は数年前、実際にこの現場に行きました。急勾配な細い坂道を登った先に今もこの建物は鎮座しています。道の細さに驚き、ここであの鉄球作戦が行われたのかと信じられない思いだった。赤軍派は悪。しかしあの時代の学生達のパワーそのものは、決して悪ではない。

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