読書という悪徳

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読書という悪徳

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163505909
  • NDC分類 019
  • Cコード C0095

出版社内容情報

一度とりつかれたが最後、蟻地獄のように抜け出せぬ読書の快楽。酷使のあげく片目を失ってしまった活字エピキュリアンの懺悔録!

内容説明

夜を日に継いで古今東西の書物を読み求め、酷使のあげく、片眼を喪ってしまった、稀代の活字ドン・ファンによる本の渉猟記。世の心優しき読書子へ贈る、毒に満ちたエール。

目次

読書という悪徳
手紙が文学になるとき
知られざる伝記
自伝のうちそと
暴露の世紀―マッソン裁判とジャーナリズム
わが愛しの50年代・アメリカ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

salvia

3
新聞や雑誌に掲載されたコラム集で、読み易くはあるが軽くはない。漱石の書簡集について「思わずひきこまれ、つりこまれて読まされてしまい」と書いてあったが、この本にも同様の感想を抱いた。英文学のみならず、トロント大学で教えていた日本文学も明晰な解釈で、バイブルとコーランを比較するなどの宗教論は「目から鱗」的。アメリカ留学(A.ハクスレーの自宅にアポなしで押し掛ける!)の思い出話も面白く、50年代のアメリカの空気を吸わせてもらったような気がする。2024/02/25

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