出版社内容情報
世の中にこんな珍妙な、役に立たぬ、抱腹絶倒の本があったのか!?明治・大正・昭和の「奇書・珍書・偽書」百を総覧する奇想天外の書
内容説明
世の中にこんな珍妙な、役に立たぬ、抱腹絶倒の書物があったのか。明治・大正・昭和の「奇書・珍書・偽書」百冊を総覧する奇想天外の書。
目次
『掃除のすすめ』
『燐寸使用方』
『写真亡国論』
『虎列刺禍島憲法草案』
『捨丸成育につき』
『食臭植物の実態』
『掏摸スリ和歌集』
『喜怒哀楽大全』
『五厘玉ノ冒険』
『国語読本改良案』〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
澤水月
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9406
tecchan
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明治から昭和にかけての奇書100冊を紹介。本当に出版された書籍かと思ったら著者が創造した本。 著者の 垣芝折多も 実は、作家 松山 巌 のペンネーム。その時々の時世や政治などを、それとなく風刺していて面白い。2019/03/13
oryzetum
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架空の本を100冊(+1冊)も紹介しているが、決して粗製乱造ではない。それぞれ元ネタがあるようだけど、ごく一部しか分からなかった。1冊あたりの記述は文庫本3~4ページ程度と短いながらも、架空の書影や著者近影、挿画などが入ることもある。これだけの量と質でもって創作しつづけるのは、並大抵のことではないだろう。なお、引用された文語文の文法が怪しい箇所があるのはご愛敬。2018/10/28