キリストと大国主―誰も知らなかった古代日本の中の「世界」

キリストと大国主―誰も知らなかった古代日本の中の「世界」

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  • サイズ B6判/ページ数 266p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163485300
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

因幡の白兎とイッソプの兎、海女のお守りに刻まれた迷宮文様の謎大国主命とキリストの共通点など古代日本と世界の交流を辿る87篇

内容説明

因幡の白兎とイソップの兎、海女のお守りに刻まれた迷宮文様の謎、大国主命とキリストの共通点など古代日本と世界の交流を辿る87篇。

目次

海底の呪符
兎とワニと亀の物語
占いの方法
世界樹と生命の泉
王と英雄の霊力
草木に宿る神々
紅にほふ乙女
悲しき舞姫
尊い人がやってくる

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tai

12
鳥羽の海女の手拭いに縫われた格子縞模様セーマンと一筆書きの五芒星ドーマン、名前は反転しクレタ島やエジプトにも存在。一筆書きの結び目は魔を入れない魔除。ガルディアスの結び目を武で断ち切ったのはアレクサンダー。松の枝を結ぶ歌は万葉集にも現れる。安倍晴明と芦屋道満の名にもこの魔除が潜む。世界共通のトリックスター、うさぎ。神々が裂いた大木に挟まれ殺された大国主と十字架に架けられたキリスト。世界中の信仰や神話を古事記、日本書紀、風土記と重ねつつその証跡を万葉集からも見出す中西さんの文章が読み易く心地よい読書だった。2020/12/05

れいまん

2
平成3年~5年に産経に連載の「古代の渚」というコラムを纏めたもの。 これの一貫した主題は「文化の普遍性」だ古代の物語はすべて同じような物語から成り立っており、特に、太陽を尊ぶ事から、冬至を境に生まれ変わる物語が古代に沢山ある。 わらべ歌や子供の遊びが哀しいのは、そこに長く深く民衆の悲しみが受け継がれ堪えられて来たからであるとは激しく納得した2021/08/11

norinori

1
発想の飛躍に追いつけない時もあるけど、星マークや狛犬や、万葉集や古事記が、世界とつながっていくのは楽しい。何より「令和」の提唱者と言われている学者が、この本を「日本人が特殊だという主張ばかりが、おびただしいことへの反発」から書いたといい、日本の文化を「日本」という枠に押し込めずに捉えているのが嬉しい。2022/06/25

takao

0
おもしろいが、エッセイだな。2016/09/27

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