出版社内容情報
昭和二年生れの著者が、戦前から終戦直後まで、折にふれて見聞し体験した事柄を味わい深い文章で綴る。印象的なさし絵を多数収録
内容説明
少年期から青年期へのみずみずしい目が捉えた、昭和前半期のさまざまな情景。悲喜こもごもの肌ざわりをもつ郷愁を精確な描写と味わい深い文章で紡ぐ二十一のエッセイ。
目次
昭和の下町(物干台、そして冬;焼跡での情景;帽子と履物;電灯とリヤカー;黒磯駅の駅長;病気あれこれ;火の見櫓と長火鉢;映画とラジオ;戦時中、そして戦後のラジオ放送;説教強盗の懸賞金;文人、画人、彫刻家の話;闇の中の都電)
昭和歳時記(桜;蛙;パナマ帽;虱;金魚;茸取り;月と星;冬の夜語り;夜汽車)
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- 和書
- 夜の橋 文春文庫