出版社内容情報
日々おこる出来事を、時間、つまり歴史という粗い篩にかけてやる。すると意外に小さなベタ記事が残って時代を語りはじめたりする
内容説明
日々消費されるニュースという「物語」―。それにじっと目をこらしていると、ある微かな輪郭が、ほの見えてくる。
目次
戦争(戦争に対する「想像力」について;不毛な「被害者意識」について)
秋 (社会派という「レッテル」について;テレビ局の「外国人持ち株比率」について;視えない「規制」について ほか)
冬(自衛隊における「言論の自由」について;NHKの「受信料」について;疑惑のなかの「死者」たちについて ほか)
春(偶然の「方程式」について;映像の「モダニズム」について;店晒しにされた「投書」について ほか)
夏(火砕流と「地震保険」について;三十四年目の「重荷」について;黒船来航と「饗宴の儀」について ほか)