出版社内容情報
官僚的発想と拝金主義を忌み嫌った漱石は、現代日本の病弊を予言した優秀な文明批評家でもあった。知られざる文豪の素顔を描く随筆
内容説明
拝金主義と官僚主義、それに無批判な欧米志向を忌み嫌った“明治の文豪”は、現代日本の病弊を予言した優秀な文明批評家でもあった。漱石の素顔と彼の時代をユーモラスに描く。
目次
主人、大いに頑張る
十七文字の世界から
美〓子の亭主
「明治の東京」の街角で
言葉の達人ということ
『坊つちやん』への旅
「時代」を批判する人
画がわかる、わからない
「主義の問題である」
ある日の漱石山房
『草枕』への旅
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