出版社内容情報
発展途上だったデザイン業界に身を投じた筆者の魅惑の体験、出会った人びと。文章と名作デザインで綴る異色の’60年代グラフィティ
内容説明
若い才能がジャンルをこえて出会いたがいに刺激しあった時代。そして銀座が街の王様だった頃…。文章と懐かしいデザインでつづる魅惑の60年代グラフィティ。
目次
ご挨拶
就職・卒業
先生がいっぱい
シルクスクリーン
アニメーション
タバコとアンポ
ジャズ
ベン・シャーンそして…
21頭の象
いろんな人たち
落語とピアノ
紀信登場〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツバメマン★こち亀読破中
18
夏葉社の島田さんがオススメしていて、速攻で借りました〜。著者がライト・パブリシティという銀座の広告デザインの会社に就職し、退社するまで、様々な体験をし、個性的な人々に出会った日々を綴っています。書店で「なぜ和田さんがこんな小さな版元の本の装丁を!?」と驚くことが多かったのですが、その理由が少しだけわかった気がします。公私混同なんのその!楽しそうだからやる!金なんて関係ない!…堅苦しい現代では、すっかり忘れられたこんな姿勢を今思いだす必要があるのでは?…いや、少なくとも僕は忘れないようにしようと思いました!2022/02/06
non
1
24-32:914。過去に見たどこか懐かしいイラスト。たばこハイライトのデザインも。イラストレーター、デザイン、広告の業界のこと。人の繋がりと時代の流れ、勢い。何者でもなかった人のその後たるや。渦に取り込まれ、その中から生まれるような2024/02/14
読書の鬼-ヤンマ
1
1993年7月5日第2刷、図書館本。村上春樹氏と谷川俊太郎氏。”サワコの朝”の冒頭のイラスト。本書で多彩で多才な和田誠氏を知る。社会人一年生の1959年から68年迄の”勤務デザイナー”としての9年間の人との繋がり。柳家小ゑん(談志)、三島由紀夫、シナトラ、尺貫法→メートル法、”時代の変化”の中の和田誠氏。P278:桑沢デザインスクール:教授「君の絵は学生らしくない」、矢吹申彦氏「学生らしくない絵を描くために勉強しているんです」。表表紙は、P149:ライト・パブリシティ美術部の部屋(1962年当時の落書き)2022/03/21
yojohon
0
いいタイトルといい時代。いいなぁ、ドキドキしたい。