出版社内容情報
犬や鳥の世話に孫の守り……「面倒みるものか」と言ったものの、情にほだされてついつい手を出してしまい、愛子ばあさんは大忙し
目次
犬は犬として生きよ
我が闘い
敗北の時
ピーとプー
ええ加減にせえ!
ピープーの次はグー
日々これ闘い
グーの次は孫
またもとの一人
お正月の過し方
ああ六十八歳
ボケ仲間
撮影の日
オニばあさん
珍友
孫は敵だ!
我が家は保育所
可哀そうの歌
いつもと同じ朝
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
37
ちょい悪を装う優しい人っていう感じがしました。飼い犬チビや、娘さんから押し付けられた?インコのピーに対する毒舌もおかしい。口は悪いのに、結局は面倒をみてしまう優しさがある。そして娘さんには甘い。自分で世話できないのに、可愛いからってペットショップで買ってしまい、母親に預けるのって、佐藤さんは受け入れなさそうなのに、娘だと預かってしまう。これには共感できないな。これが親心なのかな。2017/04/30
雨巫女。
8
《私-図書館》犬のタローとチビのことや、孫の事等、リアルで、面白かった。テレビ番組の知ってるつもりのサトウハチローの感想は、身内ならではですね。2020/10/14
Gen Kato
3
再読。犬たちとの攻防やお孫さんの誕生。この先の展開をも読んできただけに、愛子先生、このころはまだまだお若かったんだなあとしみじみ。たくさん犬を世話してくると、どうしても心から可愛がれないヤツっていたりするんですよね。(愛子先生の場合はホラーになっちゃうわけですが2015/02/12
まる
1
孫が生まれてからの孫への反応が母と同じ2010/02/27
めっちー
0
サトウハチローの異母妹の著書が書いたエッセイ。犬や鳥、孫の世話をぶつくさ言いながらもしっかり見ているので面倒見が良いと思うし、雇ってた家政婦さんが雇い終わった後も手伝いに来てくれるので、人徳があると思う。食べ物のない時代を生き抜いたので勿体なくて捨てられない所が見受けられる。娘は母に似てたくましく、母のぼやきにも突っ込んでいていい関係である。サトウハチローとは色々あっただろうから美化される彼に対して言いたい事があるのはわかる。「血脈」を読んでからこの本を読んだ方が面白さが増すので、後に読むべきだったなー。2021/12/20