出版社内容情報
山本七平、大江健三郎、安岡章太郎、丸谷才一、永井路子、立花隆、西澤潤一、A・デーケンの錚々たる人々と日本人について語り合う
内容説明
政治、文化、教育、天皇について等々歴史を通して日本人の本質に迫る対話集。
目次
日本人とリアリズム(山本七平)
師弟の風景(大江健三郎)
歴史の跫音を聴け(安岡章太郎)
日本文化史の謎(丸谷才一)
鎌倉武士と一所懸命(永井路子)
宇宙飛行士と空海(立花隆)
日本人は精神の電池を入れ直せ(西沢潤一)
ユーモアで始めれば(アルフォンス・デーケン)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
42
司馬さんと様々な分野の人たちとの対談でした。歴史を軸に、文化や文学、宇宙論までに発展するのが興味深かったです。2022/05/04
じじちょん
6
山本七平、大江健三郎、安岡章太郎、丸谷才一、永井路子、立花隆、西澤潤一、アルフォンス・デーケンとの対談集。政治、文化、教育、天皇制度、各々の歴史から日本人の本質について語られている。 歴史の話題もディープで内容も難しいが、言いたい事は分かる。特に西澤氏との対談で「日本のアンテナは2階の物干し台に登って見るように揃って」いて独創的なものが興りにくい。お金では技術やものが買えない時代が来る、という内容が印象に残った。歴史に精通する人は時代を先読みする能力が高い。2020/09/29