出版社内容情報
宮本武蔵、佐々木小次郎、大岡越前守、大石内蔵助、井伊直弼、西郷隆盛など著者の関心のある人物を卓絶した史眼で取りあげた１５篇
内容説明
宮本武蔵、佐々木小次郎、大岡越前守、大石内蔵助、井伊直弼、西郷隆盛など、激動の時代を生き抜いた傑物たちを卓絶した史眼で取りあげた歴史エッセイ集。
目次
巌流島の決闘―宮本武蔵・佐々木小次郎
天一坊事件と大岡裁き
大石内蔵助良雄
不運の大目付庄田下総守
黒田騒動―栗山大膳
天保のライバル奉行―矢部定謙・鳥居耀蔵
譜代高取藩の天誅組討伐
九州男児の奇行三態―中川入山・白水要左衛門・梅北国兼
赤備えの新参譜代―井伊兵部少輔直政
浪人無惨大老暗殺劇の配役
女丈夫大浦お慶の商才
自ら政策化した開国国是―横井小楠
西郷隆盛と島津斉彬
仁勇、風の如く生きた桐野利秋
西南の役・田原坂の残照
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鬼山とんぼ
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日本の中世海洋小説を書かせたらこの人の右に出るものはいないが、歴史小説などでも丁寧な取材で説得力のある手堅い物語を描く。そういう作者の手になる、江戸から明治初期に至る印象的な人物の小伝15編である。なるほどそうだったか、そうだろうなと頷きながら読み進むことが出来、清々しい読後感があった。2016/05/27
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