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出版社内容情報
人気漫画家の引き抜きに端を発した、ハースト対ピュリツァーの熾烈な販売競争から生まれたイエロー・ジャーナリズムの消長を描く
内容説明
ハーストVS.ピュリツァー、熾烈な販売競争が生んだ生命知らずの戦場特派員たち。
目次
1 「ワールド」紙の揺籃期
2 革命支援団のスリル
3 勇猛果敢な特派員たち
4 1897年夏の幕間
5 メイン号の謎
6 シークレット・サービス
7 サンティアゴ征服
8 正規兵に栄光はない
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
印度 洋一郎
2
19世紀末のアメリカで、ピュリッツァーとハーストという二大新聞王の作った「ワールド」と「ジャーナル」を中心に、大衆紙躍進の原動力となったイエロージャーナリズムについて詳細に調査した労作。一大トピックとなった米西戦争での取材合戦が中心だが、武器を運んだり、スパイをしたり、捏造に近い記事を連発したり、今のジャーナリストとは大分違う活躍ぶり。記者達もアクが強く、キャラ立ちした者ばかりで良くも悪くも活気ある当時の空気が伝わる。只、多くの人物を同時並行的に記述しているので、全体的に読み難いのが残念。2012/08/01