巨人と少年―黒沢明の女性たち

巨人と少年―黒沢明の女性たち

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  • サイズ B6判/ページ数 377,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784163469805
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0074

出版社内容情報

偉大なる天才はなぜ女性が描けないのか?男性的な映像美の中に秘められた真実にせまる「謎解き黒澤明」。キネマ旬報読者賞受賞

内容説明

〈少女〉と〈女〉―。作品に現れた女性像を手がかりに、日本映画最大の巨人と格闘した本書は、スリリングな面白さでいっぱいだ。空前絶後の「謎解き黒沢明」キネマ旬報読者賞受賞。

目次

第1部 少年篇(結婚記念日の謎―「素晴らしき日曜日」;〈少年〉の初恋―「生きる」;ピーター・パンの性―「素晴らしき日曜日」「わが青春に悔なし」;死を招く〈女〉―「姿三四郎」「わが青春に悔なし」;羅生門の真実―「羅生門」 ほか)
第2部 巨人篇(青いニセ老人―「生きものの記録」;蜘蛛女のキス―「生きものの記録」「蜘蛛巣城」;どん底からの脱出―「どん底」;栄光への脱出―「隠し砦の三悪人」;〈善魔〉の誕生―「用心棒」「椿三十郎」 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Gen Kato

4
再読。黒澤明映画における「女」と「少女」の役割の論考。たいそう面白く納得できる。黒澤映画って論理的にものすごく明快なんだよな、と改めて思わされる。評論家にひととおり分析されたあと、例えば溝口映画であれ成瀬映画であれ残る一抹の「そうかなあ」な割り切れなさがほとんど感じられなかった。ホント、黒澤映画においては「女」は裏切りと破滅の象徴。2017/08/07

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