さらば吉田茂―虚構なき戦後政治史

さらば吉田茂―虚構なき戦後政治史

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  • サイズ B6判/ページ数 365p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784163461106
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0032

出版社内容情報

再軍備をめぐる吉田と鳩山の政争、安保改定に賭けた岸…戦後正史では語られなかった部分を照射し、日本がなぜ堕落したかを解明する

内容説明

日本を「国家なき民族」にしたのは誰だ。戦後の政治正史では語られなかった歴史の暗部を照射し、日本の進路を決定づけた「吉田ドクトリン」の功罪を問う。

目次

序説 日本はどうして堕落したのか
第1章 穴があった降伏条件
第2章 SWNCC150/4
第3章 「一触即発」の危機
第4章 憲法改正
第5章 救いの神ジョージ・ケナン
第6章 サボタージされた逆コース
第7章 マッカーサーの吉田いびり
第8章 吉田・マッカーサー・コンパクト
第9章 サンフランシスコ講和会議
第10章 マッカーサーの第五次介入
第11章 吉田制裁のための安保条約
第12章 マッカーサーの宣伝相・ライシャウアー
第13章 吉田の楯になる社会党
第14章 金乞い外交ことはじめ
第15章 第二次吉田・ダレス戦争
第16章 吉田を封じ込める保守合同
第17章 日ソ構和、日米摩擦、日日政争
第18章 吉田と外務省の巻き返し
第19章 乾坤一擲の鳩マンダー
第20章 ダレスの介入と鳩山の挫折
第21章 岸信介健在なり
第22章 「日米新時代」
第23章 警職法と社会党の逆襲
第24章 金門・馬祖戦争に巻き込まれる
第25章 色あせた安保改正構想
第26章 河野一郎の戦線離脱
第27章 安保の人柱・岸信介
第28章 提言

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しく

1
旧政友会勢力・自民党が改憲を諦める過程、社会党が、安保改定反対だが今の安保も嫌だという支離滅裂な事を言い出して自己矛盾的政策を平気で掲げる奇怪な政党になってしまうまでを吉田茂を中心に。2014/09/16

くまさん

1
戦後の政治正史では語られなかった歴史の暗部を照射し、日本の針路を決定づけた「吉田ドクトリン」の功罪を問う 日本は冷戦下のアメリカとの同盟関係を維持するために、1955年体制をつくった。この体制では自民党が安保条約を擁護した。安保条約は、日本をソ連と中国の脅威から守ってくれた。同時に、日本は憲法と社会党をつかって、アメリカの圧力から自分を守ってきたのである。これを、われわれは、日本民族の「複眼的」知恵だと自画自賛してきた。・・・そのうちに独裁の自民党は腐敗し、万年野党の社会党は骨抜きになった。 自民党主流派2012/05/04

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