出版社内容情報
湾岸戦争、ソ連邦崩壊──激動する世界情勢に無能力を露呈するのみの日本政府。国家の主権、尊厳とは何か。碩学が示す日本の進路
内容説明
湾岸戦争、ソ連邦崩壊―。激動する世界情勢に、近代そのものの意味と価値観を問う。国家の主権、民族の尊厳とは何か。日本を代表する知性が示す、二十一世紀への指針。
目次
戦争の文化
マルタの回帰
誰のための「貢献」か
「無システム時代」と日本の外交
“平和憲法”幻想と「国家主権」
湾岸国会論議の「危機無策」
“平和憲法”は新興宗教か?
「1946年憲法」廃止私案
平成の宰相と明治の元勲
宰相の器量と国家の危機
日米関係の“顕教”と“密教”
もう一つの妖怪「ロシア」
“利”と“義”の平衡感覚