出版社内容情報
史上最年少で芥川賞を受賞して二十余年──。信州安曇野で小説三昧の日々を送る筆者の、妥協を排した厳しい日常生活がここにある
内容説明
こんな作家もいる。こんな苛烈な覚悟で文学に挑む男がいる。まだ権威に毒されていない、腐りきっていない魂に熱く問いかける、挑発に満ちた「本気」のエッセイ。
目次
1 小説家の答は小説だけ
2 生活つれづれ
3 オトコのモノ語り
4 闘いの本性
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うえうえ
11
タイトルカッコイイ。2021/06/15
ほし氏
5
著者は20代から小説を書くための生活を整えてきた人で、峻厳な生活感がこの本を読むと分かる。読者としては、自分が普段楽しんでやっていることが、本当に本質的なのか、実は何かに対する逃げなのかどうかを考えさせられる。日本人の書く小説感にも触れられているが、彼によると日本の小説は粘りが無く、最終的に集中力を欠いて墜落するらしい。ふと、日本人の自殺者数の多さが頭によぎった。悪い意味で見切りをつけすぎてしまう態度が、生き方そのものにもつながっている気がする。2020/03/31
メルコ
1
’80年代後半を中心に書かれたエッセイ集。帯に”挑発に満ちた「本気」のエッセイ”とある通り、文壇・地方での生活等について歯に衣を着せない文章を綴っている。2013/03/25
yeahne
1
マッチョイズム全開。2010/08/22